エボンの生み出した脅威『シン』
FF10のストーリー上でスピラ最大の脅威であり”絶対的な存在”として君臨しているのがシン。
そしてこのシンを生み出し、その体内にて転生を繰り返しているのがラスボスであるエボン=ジュです。
シンは非常に大きな体をしており、海に現れる性質を持っているのでモデルはクジラのような感じです。スピラに文明が築かれそうになると現れては村や都市を破壊しています。
FF10ではアーロンもキーマンの1人ですが、やはりシンとエボン=ジュなくしてはスピラの物語は理解しにくいですね。
それに加えてオマケエピソードによるシンの復活によってFF10自体が終わっていない感満載になっているので、その辺りも含めて紹介していこうと思います。
シンは夢のザナルカンドとスピラを繋ぐ存在
ティーダの出身地である夢のザナルカンドを召喚しているのはエボン=ジュとガガゼト山の祈り子達ですが、この召喚を維持するためにスピラで暴れている存在がシンです。
この思想はエボンが1000年前に体験した戦争による機械文明の脅威が原因ですが、シンの体内で自我を失ったエボン=ジュはスピラに関してはそこまで執着がなくなっており、夢のザナルカンドを維持する事だけに捕らわれるようになります。
さらにジェクトやティーダが夢のザナルカンドからスピラへと移動したのはシンを通じてなので、シンには夢のザナルカンドとスピラを繋ぐ力があります。
シンの消えない理由とナギ節
シン自体は究極召喚によって召喚された強大な力を持った存在によって一時的に活動を止めることが出来るように、シンを生み出したエボンとその娘であるユウナレスカによってシステム化されています。
ただし、究極召喚は次のシンとなるいわば容れ物のような存在なので、究極召喚で止められたシンの中のエボン=ジュは次の容れ物として究極召喚を利用して再びシンに転生します。
つまり、シンを倒しても核であるエボン=ジュが新たに究極召喚に乗り移ることによって
エボン=ジュは消滅しない=シンの出現も収まらないという死の螺旋が出来上がる訳です。
この古いシンから新しいシンへと移り変わる期間だけはシンが活動しなくなるので、この期間をスピラでは『ナギ節(なぎせつ)』と呼びます。(凪とかけてますね)
しかし、ひとたび転生が終わると再び活動が始まるのでエボン教の言う『いつか』は永遠に来ない予定でした。
FF10のストーリーではこの『いつか』を実現するために召喚出来る媒体を全て消滅させることによってシンを完全に滅ぼします。
これによって召喚獣は全て消え去り、召喚されていたティーダも消えることになります。
しかし、FF10-2のトゥルーエンドでは復活。
『祈り子の奇跡だ!』っとプレイヤーが歓喜するもオマケの音声エピソードで再びどん底に突き落とされることにwww
シンの復活とFF10-3
FF10では永遠のナギ節と称してオマケ映像によってFF10-2が示唆され発売されました。
しかし、その後のFF10-2のエピソードが非常に話題になります。
なんとFF10-2のオマケにあった音声エピソードでは完全に滅ぼしたハズのシンがふたたび幻光虫によって構成されるという事件が起こったんですよね。
しかもティーダは爆死してユウナが復活させたり散々な扱いになっておりますw
とにもかくにも、このオマケエピソードによって
FF10-3の発売が噂されており、海外メディアの取材でも
まだティーダ達の物語は終わっていない・・・というようなニュアンスの発言も確認されています。
しかし、現状でスクウェア・エニックスではドラクエシリーズのナンバリング最新作、キングダムハーツ最新作、FF7REMAKEなどの大作が公式に発表されている段階なので、現時点では発売される可能性はあっても発売時期や開発に入っているかどうかは微妙というか、多分ムリなレベルだと思いますねw