ティーダの父ジェクト
FF10の主人公ティーダの父親にして『シン』でもあるジェクト。
ジェクト役の声優は天田益男
元々は夢のザナルカンドの住人でブリッツボールの名選手であったが、ある日を境に夢のザナルカンドから忽然と姿を消してしまう。
実は海に出ていた際に現れたジェクトより1世代前の”シン”に接触し、そのままスピラへと飛ばされていた。 自分はザナルカンドから来たと公言したことによりベベル宮に拘束されていたが、そこでアーロンとブラスカに出会いスピラでの現状を理解した上でガードとして同行することに。
ジェクトのスピラでの行動
後の大召喚士として讃えられるブラスカとシンを倒す旅にガードとして付き合い、自分自身が元の夢のザナルカンドへ帰れる可能性がないことを薄々感じ取ってしまった事から、ユウナレスカに伝授された究極召喚の犠牲に自分がなることを決意する。
アーロンとは仲は良かったもののよく嫌味を言い合うような間柄であった。
ブラスカがザナルカンド遺跡へ到着した際にアーロンの反対を押し切って究極召喚され、次のシンとなる。
ジェクトは自分が犠牲になる間際に『僅かな希望(おそらく息子であるティーダを指した)に賭けてみろ』という言葉をアーロンに残してティーダとシンの消滅を願った。
その後、シンとなったジェクトだったがすぐには意識ごとシンに取り込まれる訳ではなく、ティーダがシンの体内に到着した時には辛うじて意識を保っていた。
その直後に自我を抑えられなくなり、ブラスカの究極召喚の姿でティーダ達と戦い元の姿に戻る。
アーロンと同じくエボン=ジュの転生方法を知っていたのか、その後の段取りをアーロンと一瞬やり取りする場面もある。
ティーダ達に倒された後は、幻光虫で構成された体ごと消えていった。
余談ではあるものの、スピラでブラスカのガードをしていた事から幼かったユウナとは面識があり、序盤でティーダはユウナから『ジェクトさんはいい人だったよ』と言われる。
感涙するジェクトの名言集
『泣くぞ すぐ泣くぞ
絶対泣くぞ ほら泣くぞ。』
*ティーダ達に倒された時にティーダに向かって*
昔からこれが口癖だったようで、幼少期にも言っている。ティーダも号泣。プレイヤーも号泣。
『へっへへ なんでえ なっさけねえな!
おめえの言う『無限の可能性』ってヤツでなんとかしてみろよ!』
*究極召喚される直前にアーロンへ向かって*
アーロンは生きていれば無限の可能性があると強く反対していたが、結局はブラスカ、ジェクトによって究極召喚が行われた。
『すまねえな アーロン
おめえはカタブツ野郎だが、そういうとこ キライじゃなかったぜ』
*同上*
ジェクトは生前アーロンに対してなにかとカタブツだと漏らしていた。
ジェクトシュート
ジェクトもティーダと同じくブリッツボールの選手であり、ブリッツボールの選手として活躍していた頃に自分のシュート名に『ジェクトシュート』という名前を付けている。
同名の技はティーダがブリッツボールの試合で使用可能。
さらにラスボス戦ではジェクト◯◯という名の技を使用してくる。
ティーダとの関係
あまり愛情を表現するタイプではなかったが、ティーダの事を心配している様子が伺える(本編のジェクトスフィアから旅の記録が見られる)
典型的な友達親子だが、ティーダ自身は幼い自分を残して忽然と姿を消したジェクトの事をあまりよく思っていなかった。
しかし、ジェクト戦が終わって涙を流したようにティーダにとってはかけがえない父親でもあった。