FF15のヒロインであり、神凪の巫女として王の手助けをする運命を背負ったルナフレーナ。
帝国領になったテネブラエの王族の娘であり、政略結婚という形でノクトとの婚約を幼少期にする。
ノクトがクリスタルに選ばれたというは、未来において重い責任と使命が課されることと同義であることから、幼い頃から決められた政略結婚という言葉を越えた絆でノクトを支えようとする。
王都陥落後、レギスから指輪を託されたルナフレーナはノクトよりも先んじて六神と呼ばれる星の守護者と誓約の儀式を続けたが、水の都オルティシエで帝国の宰相アーデンによって腹部を刺されて帰らぬ人になってしまう。
付き人のゲンティアナは六神の1人であるシヴァ。
ここでは作中では深く語られていないルナフレーナが身体を病んだ理由などを考察していきたいと思います。
■ルナフレーナに影響を与えたのは虫なのか
ルナフレーナの回想シーンで、兄であるレイヴスに身体の事を指摘される場面がある。
苦悶な表情を浮かべながらも自分自身の使命である王を支える神凪の巫女としての役割を全うする事を訴えるルナフレーナ。
作中ではこのルナフレーナの身体を蝕んだ理由が説明されていないが、彼女が行く先々で人々を癒やしている様子が見られる。
このことからルナフレーナにはアーデンと同じように人に取り付く病巣、もしくはシガイの原因である虫を”自らの身体に取り込む能力”があったのかもしれない。
既に帝国に属していたレイヴスはルナフレーナを監視下に置いた上で諭すものの、最後にはルナフレーナの決意を尊重して役目を果たせと伝える。
*余談ではあるが、レイヴスがシガイ化させられたのはルナフレーナ擁護による裏切りがアーデンにバレたからではないのでしょうか?*
■神凪の巫女としての使命
FF15の舞台であるイオスでは星の病によって夜が長くなる現象が起きており、さらにシガイと呼ばれるモンスターによって被害が増えていた。(実際のシガイ発生は虫が原因の感染症)
神凪の巫女はこの星の病(夜が長くなる現象)を救える唯一の存在であるという言い伝えから、国中の人々に愛される存在である。
また星の守護者である六神と会話が出来る存在であり、王が啓示を受ける為に必要な誓約(うけい)の儀式を行うことが出来る(別の言い方をすれば神を目覚めさせることが出来る)
ノクトがクリスタルによって”真の王”に選ばれた時点で、ルナフレーナはその鍵となる六神と王の間を繋ぐ使命が課されていた。
ゲンティアナは神の使いとしてルナフレーナに付き従っていたので、ノクトが果たすべき使命を知っていたのかもしれない。
■ゲンティアナは何故ルナフレーナを救わなかったのか?
FF15において1番の謎はオルティシエという同じ街の宿屋に1度姿を見せたゲンティアナが何故リヴァイアサンとの誓約の時にアーデンを察知出来なかったのか?という点です。
正直、ここだけは意味不明です。
演出の為に居なかったことにされたような気がしないでもないほどに。。
ただ、アーデンの力は列車内でゲンティアナがシヴァに戻って一瞬で凍らされたにも関わらず、全くダメージを負っていた様子がなかった事から無理矢理解釈をすればアーデンの力が六神を越えていたという結論にするしかない。。かな。