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FF10の【ファイナルファンタジー10】 世界観とストーリー考察
この記事ではFF10の世界観やストーリーの考察、エンディングなどについてまとめていきます。
【夢のザナルカンド】とスピラ、そしてスピラに残るザナルカンド、これらの世界構造がFF10を語る上では非常に重要だと思いますので、まずは夢のザナルカンドとはどういう存在なのかを考えていきます。
夢のザナルカンドはエボン=ジュが理想としたザナルカンドの姿
いきなり核心から書くようになりますが、ここは大事な部分ですし先に説明しておきたいのでご了承くださいw
そもそも夢のザナルカンドとは住人を含めてその存在全てが1000年前の召喚士であるエボンが理想としたザナルカンドを祈り子達が召喚し続けている空間(別世界、召喚物)です。
1000年前にスピラではザナルカンドとベベルの戦争が起こっていました。しかし軍事力に勝るベベルがザナルカンドは壊滅的な状況に追い込まれました。この時エボンはスピラの統治者でしたので無念があったのでしょう。ガガゼト山を隠れ蓑にして祈り子達に1000年にも及ぶ召喚を続けさせた訳です。召喚された空間は膨大で、いわば世界が丸々増えたと言っても過言ではない規模ですよね。
つまり、、ティーダやジェクトやあのブリッツボールのスタジアムまで含めて全てがいわば召喚獣だったというのが答えです。エボンは祈り子達の力を使い、永遠に残しておきたかった理想のザナルカンドの姿を召喚し続けていた事になります。
ですから、夢のザナルカンドの住人にはその自覚はありませんし、普通にその世界で暮らし、歴史を現実のスピラとは隔てて積み上げたのだと推測できます。
ではシンとは一体何者なのか?
シンは夢のザナルカンドとスピラを移動できる召喚獣でありエボンの守護者
シンは1000年前のザナルカンドとベベルの戦争の最後にエボンが自らを守る為の殻として召喚した生物です。ですのでシンはエボンを守る守護者であることは確かです。また、スピラで度々活気のある街や国がシンに襲われるのはエボンという存在を本能的に守ろうとしていたのかもしれません。
文明の進化、機械の発展や技術の発展がかつてのベベルという機械国家を連想させて、祈り子の召喚に悪影響を及ぼす可能性があるからだと思われます。
しかしここで1つの矛盾点。
何故守るべき夢のザナルカンドにシンが現れて暴れたのか?
という事です。
シンはエボンの召喚を妨げない筈が、エボンや祈り子が召喚を続けている夢のザナルカンドに現れて(ほぼオープニングの場面)街を破壊してしまいます。これについては管理人の妄想が入ります、。