SFホラー『カリストプロトコル』発売が中止となった原因を徹底調査

SFホラー『カリストプロトコル』発売が中止となった原因を徹底調査

米国を拠点とするStriking Distance Studiosが開発を担当し、韓国のKRAFTONがパブリッシングを担当したSFホラーゲーム「カリストプロトコル」。「デッドスペース」シリーズの思想的続編とも呼ばれており、2022年12月2日に発売となりましたが、残念ながら日本での発売は中止が決定していました。一体なぜ発売が中止になってしまったのか?2021年に話題になった「デッドスペース4」の開発中止をふと思い出してしまいますが、この記事ではSFホラー「カリストプロトコル」の発売中止の原因を調査してみました。

目次

「カリストプロトコル」の発売中止の原因とは?

制作時点で「カリストプロトコル」は日本国内向けにも発売が予定されていました。ところが、2022年10月7日日本向けの公式Twitterアカウントにて日本国内での発売中止が発表されたのです。

ではどうして発売中止になったのでしょうか?その理由としては、コンピューターエンターテインメントレーティング機構を通過することができず、通過させるために内容を変更してしまうことは、プレイヤーの期待するゲーム体験を提供できなくなると会社側が判断したためでした。

コンピューターエンターテインメントレーティング機構とは?

日本では、家庭用ゲーム機器向けにゲームソフトを販売するためには、CERO(コンピューターエンターテインメントレーティング機構)のレーティング審査を受け、対象年齢などを決定しなければいけません。家庭用ゲームソフトのパッケージなどに、年齢制限や対象年齢が記載されたマークをみなさんもご覧になったことがあると思います。CEROの審査手続きはほぼ国内で行われ、一定の審査料が必要になります。

では、ダウンロード専用はどうかと言うと、こちらはIARC(International Age Rating Coalition)の審査を利用することもできます。IARCはダウンロード専用のゲームやアプリのみが審査対象であり、海外に拠点を置いているレーティング機構なのです。各国、各地域のレーティング団体が加盟しておりIARCは成り立っています。こちらは審査が無料な上、IARCのレーティングが各加盟団体のレーティングに変換されるという特徴があります。

現時点では残念ながらCEROはIARCには加盟していないため、日本で発売するためには必ずCEROの審査が必要となります。

なぜCEROの審査を通過しなかったのか?

トレイラーやプレイ動画などを見るとわかるのですが、敵にやられた時の残虐な死に方がかなりグロテスクであり、人間の体がちぎれてみたり、ふたつに裂けてみたりと欠損の仕方がかなりハードで、全体的にこのグロテスクさがふんだんに盛り込まれています。海外版のIARCのレーティングでも「18+」となっているので、日本のCEROでも18歳以上として審査されていたと思われます。結果、グロテスクな内容の一部変更がなければ審査を通らないといった問題が起きたのではないかと推測されます。そして「カリストプロトコル」はダウンロード版とパッケージ版の販売が予定されていたため、プレイステーションストア的に、CEROのレーティングを取得することは絶対条件だったのだと思われます。

「カリストプロトコル」はどんなゲーム?

2320年の木星の衛星「カリスト」にあるブラックアイアン刑務所になぜか服役する羽目になった主人公のジェイコブ・リー。突如謎の感染病が蔓延し、一変して混沌とした世界となってしまったカリスト。周りの人間が「バイオファージ」と呼ばれる怪物に変異していく中で、ジェイコブ・リーは生存をかけた戦いに身を投じ、事件の裏に潜むどす黒い秘密を解き明かし暴いてゆく物語です。日本での発売中止の決定が覆ることはありませんが、海外版「カリストプロトコル」には日本語が収録されています。

「カリストプロトコル」をプレイするにはどうしたらいい?

海外版の購入をすることで、日本国内であっても「カリストプロトコル」をプレイすることができるようです。現在は家庭用ゲーム機用のゲームソフトは大手オンラインストアで韓国版や北米版などを購入できたりします。無修正の状態で、日本語字幕と日本語音声吹き替えが収録されています。ただし、かなりグロテスクでもありますし、購入は自己責任でお願いします。

最後に

SFホラー「カリストプロトコル」の発売中止の原因を調査してみましたがいかがでしたか?この「カリストプロトコル」の思想的前編とも言える「デッドスペース」の リメイク版が2023年1月27日に発売されています。もし興味がある方は、こちらもプレイしてみてはいかがでしょうか。ただし、こちらもグロテスクではありますのでご注意くださいね。

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