ジェノバ【FF7】

ジェノバ

1

星から星へと移動を繰り返しそのエネルギーを食べることで生きながらえてきた謎の宇宙生物。

本体には思考があり、その星にいる生物が”自分よりも強い”と判断した場合は細胞を分裂させて巧妙な擬態をして乗っ取ろうとする。

ジェノバの細胞自体には明確な意志はないが、本体に向けて再び合体しようとするリユニオンという性質を持つ。

さらにジェノバの細胞に侵された生物は身体能力の向上と共に不死になるが、意志の弱い者は精神を乗っ取られ、本体の意のままに動くマリオネット状態になる(本編で黒マテリアを渡したクラウドなどがこの状態)

遥か昔に星にやってきて当時の古代種と戦ったが、敗北して地層深くに封印されていたものを神羅カンパニーの天才科学者であるガスト博士が発見した。

当時、古代種に化けていたことからガスト博士はジェノバを古代種と勘違いしてしまう。

ちなみにジェノバの名付け親もガスト博士である。

神羅カンパニーによるジェノバの利用

ガスト博士を含めて、当初神羅カンパニーの目的は古代種を現代に蘇らせて約束の地を探すという明確な意図があった。しかし、宝条博士が行なったルクレツィアによる胎児への細胞移植の結果ルクレツィアが変貌してしまったことからジェノバと古代種は別のものであることが確認された。

しかし生まれてきたセフィロスが驚異的な身体能力を有していたことにより、当初の目的とは別にジェノバ細胞を植え付けた人間を人工的に作り上げる『セフィロス・コピー』という研究が行われた。(ザックスやクラウドもこの被験体である)

その結果としてジェノバ細胞を植え付けた後に魔晄を浴びて耐えきった者はソルジャーと呼ばれるエリート兵士に改造されていく。

しかし、その大元であったセフィロスがライフストリームに落ちた際にジェノバを完全に掌握することになり、ジェノバはいわばセフィロスの意志のままに動くようになる。

結果的にこのジェノバを利用してセフィロスは黒マテリアの入手やエアリスの殺害に成功する。

アドベントチルドレンでのジェノバ

FF7本編では殆どのジェノバはクラウド達によって倒されたが、セフィロスが消滅した際に、ライフストリームの中にジェノバ細胞が流れ込んでしまった。

このライフストリームに流れ込んだジェノバ細胞によって引き起こされたのが星痕症候群という確実に死に至る病である。

ライフストリームに流れ込んだ細胞はジェノバの本能であるリユニオンを求めて、セフィロスの思念体であるカダージュ達が大空洞に残った最後のジェノバの首を求めてルーファウス一派と争う。

本編から2年後に残っていたのはジェノバの首だけであり、それ以外は残っていなかった。

星への贖罪を考えてしたルーファウスとタークスによってジェノバの首は確保されたが、マテリアを取り込んだカダージュ達に押されて最終的にはルーファウス自身がジェノバの首をカダージュの前にさらしてしまう。

これによってカダージュはリユニオンを果たしセフィロスが復活するが、クラウドによって倒され再びカダージュに戻る。

その後はライフストリームに溶けたエアリスの奇跡によって思念体であるカダージュ達は消滅し、同時に星痕症候群はエアリスの居た教会に流れ始めた水によって完治するようになった。