メテオとホーリー
FF7の世界観では過去作とは違ってこの2つの魔法が究極の対比魔法として描かれている。
星を滅ぼすほどの威力を誇る究極の破壊魔法が『メテオ』であり、それに唯一対抗出来る究極の防御魔法が『ホーリー』。
それぞれの魔法には使用にあたって特別なマテリアが必要であり、古代種達によって破壊を司るメテオ発動の知識は黒マテリアに封印され、さらに巨大な神殿の姿にされて巧妙に隠され続けてきた。
一方で、ホーリーの発動に必要な白マテリアはエアリスの髪飾りの中にあった事から、生き残ってきた古代種が代々受け継いできたものだと思われる。
FF7での設定
過去作などでは通常の白魔法や黒魔法の最上位クラスとして使用出来る魔法であったが、FF7では『モンスターに撃つ』『敵を倒す』といった規模ではなく、星全体を巻き込むほどの威力を持った特殊な魔法という扱いになっている。
その為、特に星に害をなす禁忌の術としてメテオに関しては古代種が厳重に封印を施していた。
白マテリアが代々受け継がれてきたという事はいつかメテオが発動された場合にそれに対抗する為だと考えられる。
セフィロスはニブルヘイム事件の時にライフストリームに落下したことからこの2つの魔法を知り得たものだと思われる。
セフィロスの目的はメテオによって星に大打撃を与えて、そこに集まるライフストリームを全て吸収することにあった。
エアリスがどの段階でその事実に気付いていたのかは不明だが、その対抗手段として1人でホーリーを発動しに忘らるる都の水の祭壇で祈りを捧げていた。
詳しいことが分からないまま動いていたクラウドは竜巻の迷宮にて体内のジェノバ細胞をセフィロスによって乗っ取られ、精神をも侵されてしまったことで1度は黒マテリアを自らセフィロスに手渡してしまう。
メテオの発動には膨大な精神力が必要だとされるが、ライフストリームにも飲まれなかったセフィロスはいとも簡単にメテオを発動させてしまう。
その後、クラウド達はエアリスが忘らるる都でホーリーを唱えていたことを知り、暴走したセフィロスを止める為にクラウド達は大空洞へ。
勝利したものの発動されたメテオは地上目掛けて落下してきたが、すんでのところでホーリーがメテオを受け止める。
作中の発言曰くホーリーの発動が遅かったことから徐々にメテオに押されるホーリーだったが、最後にはライフストリームがホーリーと融合してメテオを退けるに至った。
アドベントチルドレンではメテオの災厄が起こった場所としてミッドガルの中心にFF7のロゴと同じ形のモニュメントが建設されていたりする。
過去の古代種達が遺した遺跡にもメテオが見られることから、メテオはこれ以前にも発動されており、その時の戒めとして古代種が封印したものと思われる。