FF9のストーリー考察や世界観について

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はじめに断りを入れておきます。

当ブログでは他のナンバリング作品についての考察や世界観、ストーリーなどを要約してきましたが、、、FF9という作品に関してはかなり設定が難しいです。

というのも、FF9はストーリーがほぼ終わりかける終盤になってからクジャの正体がわかった後で、主人公であるジタンという存在の意味が発覚するからです。

序盤の流れとしてはありふれたファンタジー感が強い作品ではありますが、

実はFFシリーズの中では一番理解しにくいポイントが多い作品かもしれませんね。

FF9のストーリーや世界観について

FF9のストーリーは盗賊団タンタラスに所属しているジタンと、もう1人の主人公とも言える黒魔道士ビビの2人が大きな軸となっています。

シナリオ的な追い方をすると

前半~後半手前まで・・・ビビのお話

後半~終盤・・・ジタンのお話

こんな感じで分けられると思います。

最初に覚えておきたい重要な人物は以下

  • ジタン・・・主人公、尻尾の生えた盗賊
  • ビビ・・・自分の正体が分からない少年黒魔道士
  • ダガー・・・アレクサンドリアの王女
  • クジャ・・・アレクサンドリアの騒乱を裏で手引きしていた黒幕

簡単に言えばこのくらいの知識で物語が進んで行くわけですが、それぞれの正体が繋がった所で、ようやくFF9のストーリーが半分くらい分かります(汗

それ以外のポイントに関しては結構無理やり感もあるのでw

FF9のストーリー概要

劇場飛空艇で演劇をしつつ盗賊でもあるタンタラスがアレクサンドリアの王女であるガーネットを誘拐しようとするところから物語は始まる。

しかし、いざガーネットに接触してみるとガーネット自身が自分を連れ出して欲しいとジタンに頼む。王女であるブラネの追撃を受けながらもアレクサンドリアから飛空艇で脱出するタンタラスとガーネット、そしてビビ。そこには成り行きで付いて来た王宮騎士スタイナーも。

飛空艇で逃げる最中に、襲い掛かってくる「黒のワルツ」と呼ばれるビビに良く似た魔法使い達。ビビは自分自身の正体が分からないまま、疑問を抱いてしまう。

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その後、ガーネットの目的は明らかに様子が変わってしまった母ブラネとアレクサンドリアの状態を旧知の中で唯一助けてくれるであろうリンドブルムのシド大公に知らせる事だとわかり、一行はダリの村からリンドブルム行きのカーゴシップに乗り込む。

またも黒のワルツに襲われるが何とか追撃を阻止してリンドブルムへ。

ここまでで明かされるシナリオ設定

~ここから~

ダリの村の地下では意志のない黒魔道士が大量に生産されているのをビビが目撃する。

ダガー(ガーネット)誘拐を指示したのはシド大公自身だった。

シド大公の王妃は誘拐されており、シド自身も虫の姿に変えられている。という話だけど実はヒルダの嫉妬から虫に変えられているシド、さらに飛空艇も取られている。

~ここまで~

クジャとの遭遇

その後、狩猟祭が終わると同時にシドの元へブルメシアがとんがり帽子の軍団に襲われている事を知らされる。すぐさま援軍を出すシドとジタンは旧友のフライヤと共にギザマルークの洞窟へ。ダガーとスタイナーは南ゲートからアレクサンドリアへ戻る。

ブルメシアの城の中にはアレクサンドリアの王女ブラネとベアトリクス、そして謎の男であるクジャの姿が。

一方、南ゲートへ向かったダガー達はタンタラスのマーカス、シナと再会。魔の森で石化してしまったブランクを助ける方法が判明し、そのカギとなる白金の針を探して貴族の街であるトレノへ。無事に針を入手するも、そこにも不気味なクジャの姿がある。

ブルメシア城の戦いでベアトリクスに負けたジタン達は同じくブルメシアの生き残りが隠れているというクレイラへ。

そこには序盤でビビを屋根に誘ったパックとの再会。パックはブルメシアの王子であることがここで発覚。

ブルメシアを襲ったのはクジャとブラネ

アレクサンドリアの王女であるブラネはクジャに提供された人形の黒魔道士達を使ってブルメシアへと侵攻しています。

もちろん、ブラネはただの操り人形であり、実際にはクジャの意志です。

ガーネットの秘密

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ここまで普通にプレイしていると気づく人も多いですが、

ダガーには選択出来ないのに「召喚」のコマンドが用意されています。

で、

クジャの目的は16歳になったダガーの体から召喚獣を取り出すこと。

さらにブラネはブルメシアを攻めたことを問い詰めるダガーをアレクサンドリアへ帰った後に処刑すると言い出します。(この辺りから展開が若干ゴチャつきます)

順にイベントを書いているとキリがないので、

どうしてガーネットの体に召喚獣が入っているのか?

という物語上で1つのキーポイントとなる部分を紹介。

ガーネットことダガーは召喚士の末裔

~ここから~

ここから幾つかのイベントを進めると、最初の召喚獣であるラムウとの出会いからダガーが召喚士として召喚獣を操れるようになる。

その後に出会うエーコもほぼ居なくなった召喚士の末裔であり、マダイン・サリに住んでいます。

このマダイン・サリこそ、ダガーの本当の故郷であり、幼い頃に既に亡くなってしまった本当のガーネット姫の代わりに育てられてきたのがFF9本編に登場するダガーことガーネット。

もっと言うと、本当の彼女の名前はセーラと言います。

さらに後半に登場する、FF9の世界の支配者と言っても過言ではないガーランドという男が召喚士の里を襲った際に母親と共にトット先生のところへ偶然流れ着いたことも分かります。

その時に、既に本編では亡くなっているブラネの夫によって召喚士特有の角は取り去られています。

~ここまで~

テラ・ジェノムの存在

協力体制に見えたブラネとクジャですが、その後の戦いでクジャによってブラネは亡くなってしまいます。

この2人の争いは凄まじいものがあり、バハムートを呼び出すブラネに対してクジャは逆にバハムートを操り反撃してしまいます。

自分にとっては唯一の母であるブラネを失ったダガーは優しかった頃のブラネを思いつつも王女としてアレクサンドリアを率いていくことを決意することに。そして黒魔道士の村で自分と同じような存在を見つけたビビもまた、自分が何者なのかを知ることになる。

その後、バハムートを率いてクジャがアレクサンドリアを破壊しようとする。

そこに現れるのが前述したガーランドです。