古代種(セトラの民)【FF7】

古代種(セトラの民)

かつて星から星を切り開いては旅をする種族であったセトラの民。人間とは異なる種族である。

FF7では星を遥か昔から守護してきた存在だと考えられているが、エアリスの母であるイファルナを最後に純血のセトラの血は途絶えてしまったとされる。

ジェノバがこの星に飛来してきた頃には繁栄しており、星を喰らいに来たジェノバを封印することに成功した。

全ての生物が安らぎを得られるという”約束の地”の鍵を握る種族とされており、神羅カンパニーによって執拗に拉致されてきた経緯がある。

セトラの名前はコスモキャニオンのブーゲンハーゲンから聞ける。

古代種という呼び名はおそらく神羅カンパニー発祥。

古代種の叡智

古代種が執拗に狙われた理由としては神羅カンパニーが求めた約束の地の他にも、究極の破壊と防御魔法であるメテオとホーリーについての知識などに長けていたという事実がある。

セフィロスが古代種の血を引くエアリスを殺したのはホーリーの発動を防ぐためであり、同じくクラウドを泳がせてきたのもメテオ発動に必要な黒マテリアを入手する為であった。

ホーリーは古代種にしか操れない魔法だとされている他、メテオ発動のキーアイテムとなる黒マテリアも古代種の力によってその姿を巨大な神殿に変えられて封印されていた。

これらの事から古代種は魔法に関する知識が非常に深かったことや、ある意味で通常の人間とは違う特殊な能力、知能を持つ生物だったことが分かる。

セトラが滅びた理由

セトラは世界中の遺跡などにその痕跡を遺していながら、本編の時代には殆ど生存していない。

これにはセフィロスが語る過去のセトラの行動が非常に重要なヒントになっている。

以下は神羅屋敷にて宝条の研究資料から導き出したその段階でのセフィロスの言葉。

 

「セトラは旅をする民族。旅をして星を聞き、そしてまた旅・・・。」
「つらくきびしい旅の果てに約束の地を知り、至上の幸福を見つける」
「だが、旅を嫌う物たちが現れた。その者は旅することをやめ、家を持ち、安楽な生活を望んだ。」
「セトラと星が生み出したものをうばい、何もかえそうとしない。」
「昔、この星を災害が襲った。」
「お前達の祖先は逃げ回り・・・隠れたおかげで生き延びた。星の危機はセトラの犠牲で回避された。」

 

実際に大筋では間違ってはいないが、この段階でセフィロスは自分自身を古代種=セトラの末裔だと思っていた。(部下に対して言っているので、”お前達”とは現代の人間を指している)

この会話を見る限り、飛来した災害はメテオやジェノバの事を指していると思われる。また星と会話するという特殊な能力を有していたようである。

ジェノバの飛来後には結果的に星を救うことには成功したものの、その被害は甚大だったようだ。

古代種の神殿では過去に降ってきたメテオらしき壁画を見ることが出来る。

作中に登場した古代種は

エアリスの母であるイファルナとその血を受け継いだエアリスのみ。