【FF15】ノクティスが選ばれた『真の王』の意味

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ノクティス・ルシス・チェラム(ノクト)のプロフィールや設定考察まとめです。

FF15の主人公キャラクター

人物

登場作品:FF15
年齢:20歳(クリスタル脱出後はおそらく30歳?)
身長:176cm
武器:王家の力で様々な武器を召喚できる
出身地:ルシス王国インソムニア
趣味:釣り

青年&大人ノクティスの声優は鈴木達央、幼少期は佐藤美由希。

若干20歳という若さながら、4歳上の帝国領内テネブラエの王族であるルナフレーナと婚約をしている。ノクティスが5歳の時には既にクリスタルによって”真の王”に選ばれていたが、特に世界に変化はなかった為、王族としての行動よりは仲間と遊んだりする自由な生活を送っていた。

帝国の侵略

長年に渡って対立していたニフルハイム帝国との戦争がお互いの休戦協定提案によって凍結することになった事で12年会っていなかった婚約者のルーナに会いに父レギスの愛車であるレガリアに乗って、グラディオ、イグニス、プロンプトと共に旅立つ。

しかし出発から間もなくニフルハイム帝国が調印式を反故にして王都インソムニアでは戦争が勃発(映画キングスレイブFF15で詳しく描かれた)

父である113代目の王レギスはこの戦いで亡くなった。

突然の知らせに事態が飲み込めないままだったが、王家の将軍であるコルと再会して王都陥落の実態とノクティスが今後やるべき事を知り、次期王位の継承に向けて『王家の力』を集めながらルーナに会いに行く旅を続ける。

哀しい運命を背負った主人公

ここからは独自考察になります。

本作FF15での主人公ノクティスは15年前の段階で真の王に選ばれています。

この世界(イオス)において六神とクリスタルに選ばれる真の王とは

『世界に危機が訪れた時、その命を捧げて大いなる敵を打ち倒す存在』

と定義されていることから、15年前当時5歳だった頃から世界を救う為には命を捨てなければならない宿命があったわけです。

死を持って世界を救うといえば聞こえはいいですが、当の本人はかなり浮かばれないですよね…。

どことなく自己犠牲の主人公としてはFF10のティーダが近いと思いました。

が、実際に物語を見ているとティーダよりも覚悟を決めるまでには大分かかりますね(´・ω・`)

ルーナはどこまで知っていたのか?

婚約者であるルーナとは政略結婚でありながら、エンディングやタイトルロゴで寄り添うほど深い愛情だけが浮かんで見えます。

事実ルーナが亡くなった時も、久々に姿を見た時にもノクティスは激しく感情が動きます。

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ルーナの付き人であるゲンティアナは幼少期から”真の王”に選ばれたノクティスとそれを支える神凪の巫女であるルーナを知っていた筈です。(正体は結局シヴァだったもんね)

ただ、ルナフレーナ自身の12年は全く作中で語られないので中々難しい部分ではあります。

神話の絵本を見せながら、歳下であるノクティスに”真の王”が果たすべき目的を語るシーンが幼少期からあることから、ルーナ自身はノクティスがいずれ死ぬという事を知っていたのかもしれません。

だからこそ、自身の身体を犠牲にしてでも六神との誓約の儀式を先駆けて行なっていたのかもしれません。

ノクティスが『真の王』と呼ばれる意味

本編でも多く登場する『真の王』という言葉ですが、星を蝕む闇を払うのが神凪の巫女と『真の王』だということから、114代続いたルシス王家の歴代王全てが真の王だったというわけではなさそうです。

そう考えると歴代の王達は『光耀の指輪』を持って国を守る立場であり、魔法も使えるものの神話の時代から受け継がれてきた指輪とクリスタル、そして王家の血を守っていくような存在だったのではないでしょうか?

しかし、アーデンというルシス王家から出た災いの元によって星が脅かされた結果、次代の王足るノクティスは六神とクリスタルに”自らの死を持って世界に光を取り戻す宿命”を課されたんですね。

ここで苦しいのはノクティス自身が望む、望まないに関わらず選ばれた事から見方によっては非常に運の悪い王とも言えるかもしれませんw

クリスタルの中で10年かけて覚悟をしたものの、最後のキャンプでは『やっぱ、つれぇわ』と正直に話していることからもそもそもが本意ではなかった事が垣間見えます。

別の記事にも書きましたが、ノクティスが本当に覚悟を決めたのはイフリートを倒してからだと思います。

本来のノクトは仲間達が大好きで、ギリギリまで生きていたいと思っていた筈です。

そう考えるとFF15というタイトルは『避けられない試練』への成長と覚悟の物語だったと言えるかもしれません。

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実際に星を救ったルーナとノクティスがロゴに並んだ事でFFシリーズの恒例であるロゴに込められた物語の意味がわかったような気はします。