FF6 【ファイナルファンタジー6】 ストーリー考察や世界観/エンディング

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FF6の【ファイナルファンタジー6】 世界観とストーリー考察

この記事ではファイナルファンタジー6(以下FF6)のストーリーや世界観などを分析していきたいと思います。

FF6の世界では「魔法が失われた世界」において魔法を使える、魔法をエネルギーと出来る技術をもった帝国が世界の覇権を握っています。まずは何故?世界から魔法が失われたのかをおさらいしてみます。

世界から魔法が失われた理由

この世界では本編から遡ること約1000年前において、「魔大戦」という大きな戦争が起こりました。

魔大戦とは「鬼神」「魔神」「女神」からなる三闘神がそれぞれ、幻獣や魔導師を率いて争ったいわば神の戦争です。幻獣とは元々地上の生き物がこの三闘神によって力を与えられた存在でした。そして幻獣から力を与えられて魔法が使えるようになった人間が魔導師です。

しかし決着は付かないまま神である三闘神は自らの過ちに気が付き、従えていた幻獣に自分達が復活しないように命じ、凶悪な魔物達(フンババや伝説の八龍などはこれにあたります)を封印し、また自らを魔力の抑えられる封魔壁の奥で石化し、互いが互いを監視することによって力の均衡を保とうとしました。幻獣達も封魔壁の奥に住むようになり、表の世界に残った魔導師達は普通の人間たちに恐れられていたので、ごく一部の逃げた魔導師を除いて血筋は根絶しました。(因みにこの一部の生き残りがストラゴス達の住む村、サマサの住人だったりします)

魔法の復活と帝国の侵攻

機械文明によって勢力を拡大しつつあったガストラ皇帝は、魔封壁の裂け目を見つけて幻獣界へと侵攻しました。「失われた魔力」の根源である幻獣達を発見した皇帝でしたが、この時は門を封印されてしまい外に出された赤ん坊(後に洗脳された魔導戦士として登場するティナ)を手に入れるにとどまりました。しかしティナは幻獣と人間のハーフだった為、魔力の抽出には成功。ケフカは元々ガストラ皇帝の帝国によって作られた初期の人造魔導師であり、セリスなども同じく人造魔導師です。魔法の力を機械文明に流用した魔導は戦争において驚異的な軍事力を誇り、着々と版図を広げていきました。

これに対抗していたのが、中立であったナルシェや反乱組織のリターナー(ロックが所属していた)、表向きは同盟を結び裏ではリターナーを支援していたフィガロ王国(エドガーの国)などと、カイエンの故郷ドマなどでした。

反乱連合対帝国

世界の制服を目論むガストラ皇帝と密かに覇権を奪おうと考えていたケフカはフィガロ王国を始めとした、各地に侵攻を繰り返します。圧倒的な軍事力を誇る帝国に辛くも応戦する反乱組織でしたが、再びケフカを利用して封魔壁を開けたガストラ皇帝は手痛い被害を被ります。幻獣達が外に出て帝国の首都ベクタなどを壊滅状態に追い込んだからです。ここで、反乱連合に対し一時的な休戦を結ぶことになります。これは勿論表向きの罠でガストラ皇帝は幻獣達の力を諦めていませんでした。

そして世界が変動してしまう原因となった「魔大陸」を浮上させるに至ります。魔大陸にはかつての神々、すなわち鬼神、魔神、女神が石化した状態で眠っていました。魔大陸の浮上まではガストラ皇帝の思惑通りでしたが、ここで思わぬ落とし穴が待ち受けています。

ケフカの裏切り

皇帝に昔から仕えてきたケフカにはおそらく野望がありました。世界征服、、、といったようなガストラ皇帝の考えとは別に自分自身に力を欲していたのではないでしょうか?それも神に匹敵する力を。

元々、人造魔導師となった段階でケフカをちょっと頭のおかしい人物になっていましたし、明確な目的は述べられていませんが、魔大陸でついに本性を現して、石化した三闘神の力の均衡を破り、ガストラ皇帝を殺害します。1000年もの間封印されていた伝説の八龍や怪物達は復活を果たし、三闘神の魔力によって世界は引き裂かれてしまいます。

ケフカは相当に用意周到な人物だった筈です。目障りになったレオ将軍を自らの手に掛け、幻獣を魔石化して魔力を取り込み、魔大陸ではついに主であるガストラ皇帝を始末します。

そして三闘神の魔力を自らに取り込み、事実上の神に等しい存在になりました。瓦礫の塔の上からケフカは気に入らない国や人々を「裁きの光」によって虐殺し始めます。

世界崩壊後の主人公たち

世界崩壊後から一年後に目覚めたのはセリスでした(他のキャラクターももっと早く動いていたかも知れませんが)

シドに助けられたセリスは今までの罪を贖うかのようにシドを介抱し、その後再び仲間たちと合流するために島を離れて旅を始めます。

世界は混沌としており、ケフカを崇める狂信者の塔が建てられ、世界各地には魔大陸崩壊と共に散らばった怪物や龍達がそれぞれ活動している状態です。

ティナを含む半数のキャラクターは絶望に打ちひしがれていましたし、ロックは自身の恋人レイチェルを助ける為に単独行動をしていました。セリスは仲間達と合流しつつ、彼らを奮起させ、セッツァーが親友のダリルの墓から飛空艇を復活させた時点で、瓦礫の塔へ攻め込む準備は整います。

世界の崩壊を防ぐには三闘神の魔力すらも操る、魔導の根源となったケフカを倒すしか道がなかったからです。

最終決戦

瓦礫の塔に降り立った主人公たちは魔物のひしめく道を3つのパーティーに分けて進んで行きます。

そして最深部で神々の像と力を吸い取られた三闘神、その頂上に居るケフカと対峙する事になります。

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【鬼神】

Doom

【魔神】

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【女神】

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神々の像。瓦礫の塔の頂上にあり、下から上へと

進みながら戦闘をしていく。

パーティー全員が倒れるか、ケフカまで辿り着けるか

文字通りの最終決戦

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ケフカ【ラスボス時の姿】

最早人間ではなくなり羽をを持った堕天使のような姿で主人公達と戦う。

因みにFF史上最弱のラスボスだと言われているのは設定HPによるところが大きい。。(主人公たちを鍛えると9999ダメージの8回攻撃が出来るのにケフカのHPは62000しかない)

エンディング

ケフカとの決戦を終えた主人公たちは崩れ行く瓦礫の塔からファルコン号で脱出する。

後日談としての詳細は語られないが、魔導の根源であるケフカを倒した事によって魔石からの幻獣は勿論、魔法も消滅するという設定。パーティーキャラを全て集めていれば瓦礫の塔からの脱出場面が流れていく。

世界がどうなったかは描かれていない。